1階の店舗が飲食店だと危険度は跳ね上がる
コンクリート打ちっぱなしのマンションを選ぶ際に、デザインや間取りと同じくらい、あるいはそれ以上にチェックすべき重要なポイントが「1階や近隣にどんなテナントが入っているか」ということです。特に自分が住むマンションの1階に飲食店、とりわけラーメン屋や居酒屋、コンビニなどが入っている場合、上階へのゴキブリ侵入リスクは桁違いに跳ね上がります。飲食店はゴキブリにとって豊富な餌と水、そして暖かい厨房機器という理想的な環境が揃っているため、どんなに衛生管理をしていても完全にゼロにすることは難しく、そこで繁殖したゴキブリが配管や外壁を伝って上階の住居エリアへと遠征してくるのです。コンクリートの外壁は彼らにとって登りにくいものではなく、むしろ表面の凹凸が足場となってスルスルとよじ登ることができ、ベランダや窓から侵入してきます。また、共用の排水管を通じて移動してくるケースも多く、1階で駆除剤を散布した際に逃げ場を失ったゴキブリが一斉に上階へ避難してくる「バルサンパニック」に巻き込まれることもあります。もし既にそのような物件に住んでしまっている場合は、ベランダに毒エサを設置して「外からの侵入」を水際で防ぐこと、排水口には目の細かいネットを被せること、そして窓や網戸の隙間を徹底的に塞ぐことが必須となりますが、これから物件を探すのであれば、1階が飲食店ではない物件、あるいは飲食店が入っていてもダクトの向きやゴミ置き場の管理状況が良好な物件を選ぶことが、ゴキブリとの戦いを回避する最大の自衛策となります。