夏の暑い日、エアコンのスイッチを入れた途端、室外機の周りで羽音が聞こえる。ふと目をやると、そこには見慣れない塊と、飛び回る蜂の姿が。室外機に蜂の巣が作られてしまった時、私たちはまず何をすべきでしょうか。パニックになりがちですが、最初に行うべきは「冷静な状況確認」と「安全確保」です。まず、絶対に巣に近づきすぎてはいけません。最低でも2メートル以上の距離を保ち、蜂を刺激しないように静かにその場を離れます。そして、可能であれば窓越しや遠くから、蜂の種類と巣の大きさを確認しましょう。蜂は種類によって攻撃性が大きく異なります。比較的大人しいアシナガバチなのか、それとも非常に危険なスズメバチなのか。巣の形もヒントになります。シャワーヘッドのような形ならアシナガバチ、球状でマーブル模様ならスズメバチの可能性が高いです。次に、室外機の電源プラグを抜く、あるいはブレーカーを落として、エアコンの運転を完全に停止させます。室外機のファンが回転することによる振動や風、モーターが発する熱は、蜂を興奮させ、攻撃的にさせる大きな原因となります。運転を止めることで、蜂を刺激するリスクを減らし、状況を悪化させるのを防ぎます。そして、この初期対応が終わったら、基本的には「専門の駆除業者に相談する」のが最も賢明な判断です。室外機周辺は、機械が密集し、作業スペースも限られているため、自力での駆除は非常に危険を伴います。特に、スズメバチであった場合や、巣が直径15センチを超える大きさに成長している場合は、絶対に自分で手を出してはいけません。自分の身の安全、そして家族や近隣住民の安全を守ることを最優先に考え、冷静に行動することが何よりも大切です。